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歓びを歌にのせて

こんばんはTTpです、草木も眠る丑三つ時に登場です(^_^;)
本日のエセ映画レビューは「歓びを歌にのせて」です。

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この映画のコト、実は全く知らなくて先日借りたDVDの予告にたまたま入っていて「見てみよう」と借りたのですが・・・日本語タイトルが超ベタで「失敗したかなぁ」なんて借りた後で思っていたのですが。。。。。
皆さん、「良い!!!!!!!」です。

この映画馴染みが薄いですが、スウェーデンの映画です。
監督も俳優さんも全く知りらないし、主人公のダニエル(ミカエル・ニュクビスト)なんて中年でお腹も出ててしかもチョイハゲてて・・・・でもそんなのどうでもいいくらいに話に「音楽」に引き込まれます。
登場人物も極めて「普通」の人達ばかり。けれどもそれぞれに背負った人生があります。
牧師夫婦とガブリエラ夫婦、この二組の夫婦が変化していく様子がとても奥深いです。

特に牧師夫婦の「性」に関する部分。
キリスト教信者、聖職者という「立場」や「権力」に抗う事の出来ない弱い様が描かれていて
かなり痛烈な教会に対する批判が含まれています。
この内容がヨーロッパで公開されてヒットしたこと自体が驚きなのですが、スウェーデンで受け入れられるのはやはり「お国柄」なのでしょうか?

ガブリエラが夫の暴力に耐えながら、それでも歌うことをやめずに歌ったソロの曲は本当に泣けました。
素晴らしい曲に歌詞、そして歌唱力です。

ラストがあんな風になるなんて全く考えていなかったので(ハリウッドに毒されている・・・)
かなり衝撃的ですが、とても感動的でもありました。

あ、ちなみにヒロイン(?)のレナ(フリーダ・ハルグレン)は超キュートです。
少々ぽっちゃり目ですが、惜しげもなく全裸(修正ナシ)を披露してくれますよ☆

日本語タイトルいけてませんが、とても良い映画です。
是非是非ご覧ください。

株式会社EMC設計
http://emc-design.jp

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コメント

TTpさん、はじめまして。

予告編を見て、感動しそうになりました。
スウェーデン映画って見たことないです。
音楽も良いですね。
気になる作品です。(全裸も)
しかし、この邦題は許せん!

はじめまして、D-bitさん。
ブログへようこそ♪

本当にこの映画感動しました。
原題は「Så som i himmelen」英語でのタイトルが「As It Is in Heaven」
日本語直訳だと「天国のように」だそうです。
邦訳なんかと全然違ってイケてます。このままで良かったのに・・・(+д+)
まさしく天上の音楽を求めた人達。
あんな風に歌えたら素敵ですね。

はじめまして。この映画のDVDをお友達から借りて昨日みました。私もタイトルからベタな音楽映画(素人の音楽グループがよき指導者に手でコンクールで入賞するサクセスストーリーかはたまたポスターより天才バイオリニストと歌い手の愛情物語か)と思っていました。予想を思いっきり裏切ってくれました。私は音楽の部分ももちろんですが、教会の部分をあそこまで描いているのに腰を抜かしました。スウェーデン的にOKなんですかね。教会からはクレームはなかったのかと妙な心配しました。牧師夫婦にDVD夫婦にイジメのトラウマ、また決して純粋で素朴だけでない田舎の閉鎖性、ムラ社会の問題を次々と広げていってどうなるかとおもいましたが、決して素晴らしい音楽ですべて解決としなかったところがよかった。芸術が全ての問題を解決するほど人生は甘くないですよね。なかなかひきずるラストですが、あれはあれでよかったのかも。指揮をして拍手喝采なればありがちなハリウッド映画ですものね。とにかく音楽映画の前に人間ドラマが強烈だった。決してていねいに説明してくれていないので想像で補わなければならないけどとても強烈な映画でした。これがスウェーデンで大ヒットした背景がとても興味深いです。
尚、スウェーデンにはReal Groupというアガペラグループがあります。たまたま去年、来日した際に聞きにいきましたが、なかなか素晴らしい歌声でした。

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